倭小槌の「まごころ」生酒純米原酒の特徴
東中野の有名酒屋、味のマチダヤで購入した兵庫県の濁り酒。
倭小槌の「まごころ」生酒純米原酒の味わい
製造されたのは平成27年3月。口にしているのは同年の11月ですから、それなりに発酵が進んでいると考えて間違いないでしょう。
生酒、とくに濁り酒には甘さを求める性質の私ですので、発酵が進んだ渋さが目立つのが正直な印象。おそらくもっと早い段階で手に入れればもっと甘かったでしょう。
日本酒界の生き字引と言われた故上原浩さんであれば「生老ねした」と呼ばれるくらいの発酵度なのかも。早く手に入れて、早く消費すべきだったと感じます。こういう時は、火入れして発酵がほとんど止まった状態で飲んでみたいなと思うものです。
倭小槌の「まごころ」生酒純米原酒の総評
米どころで山田錦の産地としても知られる兵庫県。中でも稲美町といういかにも米どころという名前の町の、小さな蔵で作られる素朴な濁り酒。
この蔵の本来のポテンシャルに立ち会えていない状態ですのでなんとも言えないですが、辛口の濁り酒としては悪くないかもしれません。
次は、火入れされて品質が安定している酒を燗で頂きたいと思います。
銘柄 | 倭小槌 まごころ 生酒純米原酒 |
---|---|
蔵 | 井澤本家合名会社 |
蔵の住所 | 兵庫県加古郡稲美町印南818 |
種別 | 生酒純米原酒 にごり酒 |
内容量 | 720ml |
日本酒度 | – |
アミノ酸度 | – |
酵母 | 10号酵母(小川明利) |
原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) 五百万石? |
精米歩合 | 60% |
アルコール度数 | 18度 |