「黒どぶ」のラベル。硬派で非常にかっこいい!

【本物】酒田醗酵の「黒どぶ」

酒田醗酵の「黒どぶ」は、山形県で作られる本物志向のどぶろくです。

酒田発酵の「黒どぶ」の味わい

「黒どぶ」のラベル。硬派で非常にかっこいい!
「黒どぶ」のラベル。硬派で非常にかっこいい!

こちらは、たまたま立ち寄った本蓮沼の酒屋さんで見つけました。「たなか」という酒屋さんで、お世辞にも流行っているとはいえないような、平成に取り残された昭和を体現するような酒屋さんなのですが、おもてに「どぶろく」と手書きの告知があったので、導かれるように入店。

都内ではなかなかどぶろくを扱ってる酒屋は少ないため、筆者は見たことのないどぶろくを見つけたら基本的にその場で買ってしまいます。

さっそくテイスティングのために開栓。

「生」の記載が無いので「酵母が死んでるから炭酸ガスはないよな」と思って油断してたら、案の定ボトルからガスが吹き出て部屋中がどぶろくまみれになってしまいました。

注意書きをよく読むと、「瓶火入れで殺菌しているがガスが残っているのでガス抜きしながら慎重に空けること」とありました。よく読むべきでした。。。

さて、さっそくテイスティングですが、これが驚いたことに、「まさにどぶろく!」という味わいなのです。

日本酒に関わる活動をやっていると、ある個人が私的に醸造したどぶろくを飲ませていただく機会も少なからずあるのですが、そうした非正規ルートで手に入る手作りどぶろくに非常に近い味わいなのです。

具体的には、

  • 米の粒感、固体感が強いこと。もはや「食べる酒」
  • 口の中でシャンパン様の細かい炭酸ガスが刺激すること
  • 甘さと酸味のダイナミックな振れ幅があること

といったところが、まさに手作りどぶろくでした。

度数は12度と低く、甘さと炭酸ガスの刺激でゴクゴク飲めてしまうので、飲みすぎないように注意が必要です。

酒田発酵の「黒どぶ」の総評

強烈な固体感に濃厚な味わい。決して上品な味わいではありませんが、「これぞどぶろく」という妙な説得感のある素晴らしい一本です。おすすめ!

銘柄 黒どぶ
生産者 酒田醗酵株式会社
生産者の住所 山形県飽海郡遊佐町藤崎字茂り松2番1174
種別 その他醸造酒(どぶろく)
内容量 720ml
日本酒度
酸度
酵母
原材料 米(国産)・米麹 (国産) 山形県産酒造好適米 出羽の里
精米歩合 60%
アルコール度数 12度

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