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【純米濁酒】三輪酒造 白川郷 純米にごり酒

白川郷 純米にごり酒の特徴

三輪酒造が醸す、貴重な純米のにごり酒。かなり濃厚で、どぶろくに近い味わいです。

白川郷 純米にごり酒の味わい

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表ラベルもセンスが良いです

とにかく濃厚。米が粉砕されているぶん、どぶろくよりも濃厚に感じられます。また一般に、にごり酒といえば、棚に並べられている段階で、ある程度は上澄みと澱に分かれているイメージがありますが、これは瓶の上から下までぎっしりと真っ白い澱が詰まっています。この「白川郷 にごり酒」がいかに濃厚か、ということです。

酒造好適米で醸されていぶん、多くは食用米で醸されるどぶろくに比べると、酸味や旨味よりも上品な甘さが際立っている印象です。

「純米」ですから当然、醸造アルコールは添加されておらず、アルコール臭もやわらかく、含み香に米由来の甘さと混じってふわりと香る程度(5℃くらいで飲んだ際の印象です)。醸造アルコールが入った他社のにごり酒に比べるとやはり、全体に上品な印象が感じられます。

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日本酒度は驚愕の-25

にごり酒といえば、坂口謹一郎という酒博士の名著『日本の酒』の「解説」の一節が思い出されます。

どぶろくのうまさの原点は、ひとえにあの濁りにあって、例えば味噌汁の上澄みはあまりうまくないのであって、下に沈んだ濁りの部分を混ぜ合わせるとうまみが出てくるのは、濁りに含まれるコロイド状粒子が舌の味蕾を刺激してうまみをひきたたせるためであり、どぶろくもそのように濁りがあってこそうまいのである

どぶろくとほぼ変わらない製法で、さらに濁りを強調させたこの「白川郷 にごり酒」は、上記の理論に則ってみれば、よっぽど美味しいものといって差支えが無いでしょう。

白川郷 純米にごり酒の総評

市販されているにごり酒の中でもトップクラスの美味しさ。にごり酒の中でも純米であることが貴重なうえ、しっかりと美味しいので、「見つけたら買う」のをおすすめします。

銘柄 純米 白川郷 にごり酒
株式会社 三輪酒造
蔵の住所 岐阜県大垣市南切石町1-45-1
種別 純米酒 濁り酒
内容量 720ml
日本酒度 -25
酸度 2.0
酵母
原材料  米・米麹
精米歩合 70%
アルコール度数 14度以上15度未満

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