小鼓 純米吟醸無濾過生原酒の特徴
日本酒の定期購入サービスKURANDの限定品。丹波の西山酒造の力作です。
小鼓 純米吟醸無濾過生原酒で配送トラブル
残念なことに、ヤマト運輸社の配送ミスのために、キンキンに凍った酒が届きました。フレッシュさが売りの生酒で、なんということをしでかしたんだ・・・。
配送元のKURAND社に問い合わせたところ、「配送ミスをしたヤマト運輸社に厳しく指導します」という返事をもらったのみで、特に弁償などはありませんでした。
2016-01-17追記:翌月の商品発送時に同封いただきました。
プロとしてどうなんでしょう…初めて配送してもらった一品目で相当に期待していただけに、品物も対応もひどい状態で届き、相当に期待を裏切られました。
凍ってアルコールや水分が凝縮、分離して風味が飛んでしまった滅茶苦茶な生酒に3000円弱払って、問い合わせと対応に時間浪費のうえ気分を害すとは、相当に残念な気持ちになります。
ぜひともKURAND運営のリカーイノベーション社とヤマト運輸社には、顧客対応を改善していただきたいものです。とはいえ、私の好きな生酒、しかも限定品が安定して買えるサービスなので期待を込めて、なんとか期待を込めて定期購入を維持します。でも、次回もこんな対応されたら流石に解約するだろうなあ…
小鼓 純米吟醸無濾過生原酒の味わい
肝心の味わいは、生酒の売りであるフレッシュさは皆無、アルコールと水分が別々に凝縮分離しているため、焼酎水割りの状態です。封を開けた直後には生酒のフレッシュな香りを閉じ込めたような香りが開きましたが、それもすぐに別物の香りが占めるようになりました。香り成分も凝縮、揮発していたのかもしれません。残念…。
味わいは、純米酒らしい丸い味わいも残っており、それなりにおいしくもあります。正直、アルコール添加された中途半端な生酒よりは美味しいと思います。封を開けて3週間ほどして改めて飲むと、かなり渋み、酸味が強くなっていますので、発酵自体は進んでいるのかもしれません。
あるいは、清涼飲料を凍らせた時のように、成分が分離したがゆえに、後半に渋み、酸味が残ってしまったのかもしれません。いずれにしても生酒の良さより悪さが目立つ味わいになってしまったように感じます。凍った酒でも、生酒は早めにカラにしたほうが美味しくいただけるということは勉強になりました。
小鼓 純米吟醸無濾過生原酒の総評
配送ミスのために、本来のポテンシャルを出せなかった残念な一本。作り手の西山酒造場の丹波杜氏の無念が忍ばれます。
美味しんぼに紹介される清涼な水を用いたポテンシャルの高い酒です。次は同ブランドの別の銘柄、できるだけ保存状態が良いものを味わって、真っ当に酒を楽しめたら幸いです。
2016-01-17追記:新品を飲むに、段違いに美味しい状態でいただけました。やはり一度冷凍すると一気に品質が劣化するのですね。
新品の味わいは優しい飲み口に重厚なアルコール感と渋み、際立つ酸味があり、非常に美味しいお酒でした。ぜひお試しください。
銘柄 | 小鼓 純米吟醸無濾過生原酒 |
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蔵 | (株)西山酒造場 |
蔵の住所 | 兵庫県丹波市市島町中竹田1171 |
種別 | 純米吟醸無濾過生原酒 |
内容量 | 720ml |
日本酒度 | +3 |
アミノ酸度 | 1.4 |
酵母 | 10号酵母(小川明利) |
原材料 | 米(兵庫県産)・米こうじ(兵庫県産)いずれも兵庫北錦100% |
精米歩合 | 60% |
アルコール度数 | 17度 |