越生梅林 純米吟醸生原酒の特徴
埼玉県入間郡越生(おごせ)にある有限会社佐藤酒造店の純米吟醸原酒。
醸造アルコール添加なし、火入れなし、加水なしと、これで濾過してなければどぶろくと同じなので、より本来的な日本酒に近い味が楽しめます。
越生梅林 純米吟醸生原酒の味わい
添加されたアルコール臭がなく、殺菌のための火入れもないので、香りが華やか。
ヒノヒカリで作った、精米歩合100のどぶろくを飲んだことがありますが、それよりも旨味は弱め。
甘さも、和菓子に使われる高級な砂糖のようなさっぱり、あっさりとした甘さ。
行儀の良い、品のあるお酒になっています。
表面にはラベルがないですが、背面に情報があります。
弘化元年(1844年)創業。黒山三滝を源として湧き出る越辺川の伏流水を使用し、昔ながらの伝統的な手造りで醸したお酒です。コクと華やかなのどごしが徴です。
170年も昔からあるとは驚きです。そういえば、埼玉には米どころ新潟から杜氏が流れてきた歴史から、良い蔵が多数あるという話を聞いたことがありますが、この蔵もその1つなのかもしれません。
またホームページを見ると、麹歩合を23%と少なめにするのがこだわりのようで、やはり米のおいしさを引き出すことに熱心だそうです。
たしかに、お米の香りと甘さがしっかりとしています。
越生梅林 純米吟醸生原酒の総評
食事に合う酒は、醸造アルコール(焼酎)が添加された辛口の本醸造酒ですが、何より単体で飲んで美味しいのは純米吟醸酒です。
なかでも火入れせず香りや味わいの変化を抑え、加水していない原酒が一番美味しいというのが持論。
そのうえで、この「越生梅林」の純米吟醸原酒はあっさりした良さがあると思います。オススメです!
銘柄 | 越生梅林 純米吟醸原酒 |
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蔵 | 有限会社 佐藤酒造店 |
蔵の住所 | 埼玉県入間郡越生町大字津久根141-1 |
種別 | 純米吟醸原酒 |
原材料 | 米(国産)・米麹(国産米) |
精米歩合 | 60% |
度数 | 17度 |