HANANOKA702とは
花の香(HANANOKA)とは、熊本県玉名郡で作られる花の香酒造株式会社の発泡性清酒の銘柄。
HANANOKA702の味わい
花の香(HANANOKA)はその可愛らしいボトルからも推察されるように、味も相当に洋風です。つまり、日本酒の延長としての発泡性清酒ではなく、シャンパンやスプマンテを分類に含むスパークリングワインに代わるものとして作られているように感じます。
またHPを拝見するに、フレンチを取り入れた和食などのモダンな日本料理に合わせるように設計されているようです。
香りはたいへんフルーティ。穀物から作られている酒であることが一瞬疑わしいほど。甘酒と共通する米のふんわりとした香りが、アルコールのあとにやわらかく伝わってきます。
度数は、日本酒として見た場合には大変に低い8%。やはりスパークリングワイン感覚でスイスイと飲めてしまいます。爽やかな甘みとキレのある酸味は、酵母702号によるものだそう。この702号酵母が、銘柄のHANANOKA702の由来になっています。
炭酸は、原材料に炭酸ガスに記載がないことから、シャンパン同様にアルコール発酵時の二酸化炭素由来と思われます。ビールにあるようなピリピリするドギツイ炭酸ではなく、細かく柔らかい泡が品よくたち、非常にやさしい味わい。おしゃれな食前酒として最高だと思います。
HANANOKA702の総評
全般に、新潟の活性清酒ラシャンテに近い味わいですが、個人的にはそれより完成度が高いように感じます。筆者の地元である熊本からこのような美味しいお酒が生まれていることには感無量です。おすすめです!
銘柄 | HANANOKA702 |
---|---|
生産者 | 花の香酒造株式会社 |
生産者の住所 | 熊本県玉名郡和水町四吉地2226-2 |
種別 | 清酒(発泡酒) |
内容量 | 375ml |
日本酒度 | – |
酸度 | – |
酵母 | 702号 |
原材料 | 米・米麹(国産米使用) |
精米歩合 | – |
アルコール度数 | 8度 |